SHA CEYLON楽天市場店について

仏教国スリランカが愛する花と奥深い宝石の世界

サファイアの王…パパラチアサファイアとは

パパラチアサファイア(またはパパラチヤサファイヤ:以下、パパラチアと略)は、シンハラ語(スリランカの言語)で仏陀の花、つまり蓮の花を意味する「パドマラガ」が由来です。百貨店や大手宝石店含め、ほとんどのお店やインターネットサイトでは、この「パパラチア」をシンハラ語(「シンハリ」といっているお店がありますが、間違っています。正しくは「シンハラ」)といっているお店もありますが、正確に言うと、「パパラチア」自体はシンハラ語ではありません。

 

スリランカの宝石関係者は、今もパパラチアをシンハラ語で「パドマラガ」と呼んでいます。微妙に違った発音で書かれているサイトもありますが、日本語のカタカナで書くと「パドマラガ」が一番近い表記になります。

欧米では、この「パドマラガ」が発音しにくかったため、英語でパドパラーチャ(PADPARADSCHA)になり、日本でパパラチア(またはパパラチャ)という言葉になったわけです。

  

 

パパラチアには、持ち主に愛と幸運を呼びこむなど奇跡の言い伝えがあり、世界で一番良質なパパラチアが産出される国はスリランカです。ほかの国でも産出されていますが、スリランカ産が最も高値で売買されています。

スリランカ産以外はパパラチアと認めないという厳格なコレクターの方や宝石関係者もいらっしゃいます。

 

パパラチアの色は、サファイアと同じコランダムという鉱物であるルビーとオレンジサファイアの中間にあたります。ピンクよりからオレンジよりまで大変幅広い色がありますが、前提としてあくまでもオレンジとピンクの2色によって構成されます。そのさまざまな色が、この宝石の大きな魅力ですが、実は世界的な定義がないため、鑑別者や鑑別会社によって、パパラチアとするカラーには大きな差があることも事実です。

そのため、日本の鑑別会社にパパラチアの鑑別を依頼すると「サファイアであることは確かですが、どのサファイアなのかがわかりません」といわれることもあります。鑑別資格があっても、パパラチアに関する知識と経験が浅いと、どのカラーに属するのか、鑑別自体できないこともあるのです。

 

世界市場で愛されているパパラチアの色は、スリランカの蓮の花のように瑞々しく、実に「多彩」です。ピンクより、オレンジより、薄く儚げな色から濃く深い色、そして仏教国スリランカで特別な色とされ、世界の富裕層に人気の黄金がかった色もあります。

パパラチアは「世界三大希少石」のひとつとされ、流通量が少なく、「サファイアの王(King of Sapphire)」ともいわれています。希少な上に、ひとつひとつ違う奥深い色に、宝石を知り尽くした世界のセレブリティも魅了されています。

SHA CEYLONは、パパラチアの本当の美しさや魅力が日本ではまだまだ知られていないのではと思い、パパラチアの故郷スリランカから、世界で愛されているさまざまな色を積極的に仕入れています。

パパラチアの人気は日本以外のアジア諸国でも年々高まっており、ジュエリーグレードからジェムグレードまでの良質な宝石は、日本以外の国への輸出が増えています。当店は現地でのネットワークを駆使し、日本のお客様にご満足いただける品質のものを確保しております。

 

一生のパートナージュエリーとして

あるいは投資対象として

     

パパラチアについては、かつてベリリウム拡散処理(※1 Be DFまたはDFと略されている)がされ、宝石として価値のない天然サファイアが市場に出回り、日本の有名百貨店でも対応に追われる等、宝石業界に衝撃を与えました。ベリリウム拡散処理石の問題は当時スリランカ産以外で起こったことですが、処理技術が年々進化しているため、現在も宝石市場に流通しています。むしろ、増えていると思ったほうがいいでしょう。SHA CEYLONではお客様に安心してご購入いただけるよう、信頼できる取引先から仕入れることはもちろん、さまざまな方法で、念には念を入れてチェックしております。私共は、スリランカで購入したルースにすでに鑑別書がついていても、鑑別会社に直接鑑別を依頼し直し、当店がとった鑑別書をおつけしています。特に楽天市場店では複数の鑑別会社に実際に鑑別を依頼し、鑑別能力をチェックして鑑別会社を採用しております。鑑別書のお写真もアップしておりますので、内容をご確認いただけます(お客様にお渡しする現物ですので、登録番号等はブランクにしています)。

スリランカ産がもてはやされるのは事実ですが、記念や節目のジュエリーにお仕立てするにふさわしい、誰が見ても美しい価値あるパパラチアは、スリランカ産以外にもございます。鑑別会社や鑑別者によって、産地検査に差異があることは事実ですので、当店では宝石として価値のない処理石以外の「本物」であれば、大自然からのパワーを受け取っている価値ある宝石と考えています。それは非加熱または通常の加熱処理のサファイアであり、さらにSHA CEYLON楽天市場店では、世界に通用する鑑別書をつけております。

私たちは、ご購入されたお客様から何代にもわたって受け継がれる価値があり、ジュエリーとして末永くお楽しみいただける色、輝きのある品質のパパラチアを、サファイアに注力する専門店として特別なお値段でお届けしていきたいと思っております。

 

そして、パパラチアは世界中の富裕層が投資を目的として購入する資産性の高い宝石でもあります。

投資対象としてお求めになる場合はやはり非加熱、そしてジュエリーに加工されていないルースの状態で、品質を確認していただくほうがいいでしょう。地金や周囲の脇石で加工されると、宝石自体の内包物や色について確認しにくいからです。また、特別な理由がない限り、ひとたびジュエリーに加工されたルースは一般的に値が下がるため、ジュエリー用に購入して加工したパパラチアを日常で楽しみつつ、投資対象クラスのパパラチアは加工さずにルースのまま保管されている投資家の方が多いと思います。

SHA CEYLONでは、投資対象としてふさわしいパパラチアの鑑別書について、現在、ハイジュエラーはもちろん日本の宝石専門店や都内有名百貨店でも別格とされているGIAまたはGRSの鑑別書が最適だと考えております(※2)

GIAの鑑別書は、宝石の価値を左右する産地検査省略されたもの(Geographic Orijin の項目で Not Requested:検査依頼なし)が多いですが、私たちは投資対象のパパラチアに産地検査は必須と考えています。スリランカ産で、ジュエリーグレード以上のパパラチアの採掘量が年々減っていることは事実ですし、特に、大粒のものでスリランカ産は、採掘レベルでもめったに見つかりません。

当店では、GIAに産地検査を依頼して「鑑別できない(Inconclusive)」という結果がでたものには、仕入れ情報による産地を明記しております。ですが、産地が不明だからスリランカ産(高値)として売る、という昔ながらの手法は、お客様に誠実ではないと考え、スリランカ産の価格をつけることはしておりません。

これは、パパラチア以外のすべてのカラーサファイアについても同様です。

 

昔は、商品や商品付近にGIAやGRSのラベルが貼ってあるだけで、鑑別書の内容をよく確認せずに購入されるお客様も少なくなかったようです。ですが、時代の流れと共に、宝石をよくご存知でお目の高いお客様が確実に増えてまいりました。

当店では、その時代の流れとともに、宝石を愛するお客様に100%ご納得の上ご購入いただけるよう、商品情報をお出ししております。

特に投資対象として高額なパパラチアをお求めのお客様には、品質はもちろん、世界に複数の拠点をもつGIAまたはGRSいずれかの鑑別書がついているか、お確かめになることをおすすめいたします。当店以外で購入されるときも、同様です。ぜひ宝石の品質と共に、鑑別書の内容をご覧いただきたいと思います。

 

※1 加熱処理の一種ですが、いわゆる「通常の加熱処理」とは別物です。このベリリウム拡散処理をされた石は天然サファイアと明記されていても、通常の加熱処理サファイアの価値はありません(今はパパラチア以外のカラーサファイアでも作られています)。2001年頃から、マダガスカル産で、この偽造パパラチアサファイアが大量に市場に出回り、宝石市場が大混乱しました。また、タイの国営鑑別機関GIT(タイ国立宝石研究所)、ベリリウム拡散加熱処理サファイアに対して「通常の加熱処理」と鑑別したことも大きく問題視され、以降、パパラチアに関する簡易的な鑑別書や、発行年月日が古い鑑別書は特に要注意とされています。ですが、すべての産業同様、宝石に関する技術も進化しています。鑑別宝石の産出国として知られたタイは、鉱山が枯渇するにつれ処理技術が発展し、今や宝石の産出国ではなく世界的な処理石の輸出国、取引市場に変わりました。処理技術は年々進化しているため、精巧な模造品はむしろ増えている、つまり本物の宝石は市場で半分以下というのは、今も昔も変わりません。

ただし、お店側があらかじめ「ベリリウム拡散処理済」と明記して売るのは問題ありません。卸業者の中には、そう称して販売店に卸している誠実な業者もいます。処理石は、手頃にパパラチアの色を楽しみたいという需要があるから作られるようになったので、実際の採掘量を考えると、ベリリウム加熱拡散処理ほかさまざまな処理石は増えていると考えるほうが自然です。

本物のパパラチアにはなかなかない、美しい色も、ベリリウム拡散加熱処理石の特徴です。お客様にもこのような知識を持っていただき、納得の上でご購入いただきたいと思います。

 

※2 詳細は⇒「信頼できる宝石の鑑別書とは」

 

GIA鑑別書付、希少な非加熱、2.01ct。室内、自然光のみで、一切加工なしのお写真です。マダガスカル産ですが、いかにもパパラチアサファイアらしい色あい、素晴らしい輝きは「ザ・パパラチア」といえる品質です。現在、スリランカ産の次に高額なのがマダガスカル産です。2ct以上でGIA鑑別による非加熱判定、ジュエリーグレード以上のパパラチアサファイア自体、年々採掘量が減っています。海外でも人気なので、日本国内で真の新品を見つけることは大変難しくなっています。ジュエリーから取り外されて新品として売られている中古品も想像以上に多いため、大自然からパワーを受け取っていると考えられる清らかで縁起の良い真の新品は、大変貴重です。また、GIAの鑑別でパパラチアと出れば、それだけで高額にするお店が多いですが、ルースの状態では輝きがないものも多いので、本当に価格に見合うものなのか、よくごらんになっていただきたいと思います。

 

 

宝石の写真はすべて、自動調整機能も含め一切加工していません。室内蛍光灯下または自然光のみで撮影。補助ライトも不使用です。

     


真の魅力を理解して選びたい、鑑別者の能力も問う宝石

パパラチア初心者の基礎知識

 

パパラチアの色は、オレンジからピンクまで、大変多彩です。世界のセレブリティに人気の理由は、まさにその色。いくつ手にしても飽き足らないといわれるさまざまなパパラチアカラーは、すべての宝石を楽しみ尽くした後にたどり着く、非常に奥深い世界です。

ですが、パパラチアには世界的定義がないため、鑑別者を悩ませる宝石ともいわれています。

 

パパラチアは、ルビーとオレンジサファイアの中間にあたる宝石です。オレンジに近いものやピンクに近いものは、鑑別会社や鑑別者によってオレンジサファイア、ピンクサファイア、あるいはルビーと鑑別されることもあります。

たとえばルビーとピンクサファイア、イエローサファイアとオレンジサファイア等の鑑別結果の差は、同じコランダムという鉱物の間で、鑑別者によって生じる見解の違いです。

国内外共、鑑別会社はすべて独立しているので、同じ鉱物でも、すべての項目において意見の違いが生じることは、実際にめずらしいことではありません。

ですが、鑑別会社や鑑別者も万能ではありませんので、加熱処理に関する検査を受付けていない(できない)鑑別会社もありますし、能力不足の鑑別者には「サファイアなのは確かだが、何サファイアなのかわからない」と回答されることさえあります。

 

お客様がSHA CEYLONで購入されたパパラチアも、別の鑑別会社に鑑別を依頼した場合、たとえ真のパパラチアであっても、このような見解の違いが生じたり、「何サファイアかわからない」といわれたりする可能性がゼロとはいえません。

ですが、これは、真のパパラチアを扱うどの宝石店も同じ条件です。

以上はパパラチアに詳しいお客様や、すでにいくつかお持ちのお客様はご存じのことと思いますが、これから初めてパパラチアを購入したいとお考えのお客様には、ぜひ知っておいていただきたい基本的な知識といえます。

 

パパラチアといっても、お客様によって色のお好みに大変な違いがあるのも、この宝石の大きな特徴です。

パパラチアは、一つとして同じ色がない宝石の代表格。ご購入するうえで一番大切なのは、唯一無二の一石を、お客様が納得してお選びになることです。思わず笑みがこぼれる、その心ときめく出会いが、この宝石が運んでくる幸せの始まりでもあります。

  

ですのでSHA CEYLONでは、パパラチアを安心してご購入いただけるよう、当店が各鑑別会社に直接検査を依頼した鑑別書とともに、宝石をお届けしています(※1)。

パパラチアをすでにいくつかお持ちで、よくご存じのお客様にもご納得いただけるパパラチアをお届けしています(※2)。 

     

 

※1  ネット販売の普及により、匿名のフリマ・オークションサイトでも偽造の鑑別書を見かけるようになりました。通販の場合、鑑別書・宝石共偽造のケースだけでなく、本物の宝石で鑑別書をとり、その模造品を送ってくる詐欺もあります。自然な内包物を有する合成石や問題のある処理石だけでなく、原石の模造品もあります。鑑別資格者やベテランの研磨職人が騙されるほど年々精巧になっております。

 

※2  スリランカ産以外に、マダガスカル産やモザンビーク産もあります。SHA CEYLON楽天市場店では、信頼できるルートから仕入れ、鑑別会社に直接依頼して正式な検査を受けた非加熱、または通常の加熱処理石のみを販売しています。

     

 

 

スリランカ産最高峰の魅力

最高級パパラチアサファイア

GRS鑑別による非加熱・無処理石

ーこれぞ夢の一石「ザ・パパラチア」ー

 

写真上は2.62ct、GRS鑑別によるスリランカ産非加熱パパラチアサファイアです。高さがあまりないため、カラット数の割に大きく見えます。実は、高さがあると、5ct前後でもこのぐらいの大きさに見えるものがあるのですが、当店ではカラット数の大きさで高額に売ることは避けています。重量は価格決定に重要ではありますが、宝石は何よりも美しさです。店舗を持たない当店では、店頭の強烈なライト下でなくても輝く、どなたが見ても美しい宝石、さらに実際のカラット数より「大きく見える」宝石を厳選して仕入れています。 

 

写真上ではかなり濃く見えますが、蛍光灯下で見るとあくまでもやさしい、このお写真より薄い、ふんわりとしたオレンジッシュピンク。王道のピンクサファイアと並べてみると、こちらの繊細かつ微妙な色がよくわかると思います。このカラーこそピンクよりの正当なスリランカ産パパラチアの基準です。この色からパパラチアと呼ばれるさまざまな色になり、濃いめ、薄めへと広がっていきます。日本で人気なのはピンクが強いものなので、ピンクよりのものをお探しになっている方にとって、まさに理想のザ・パパラチアといえるカラーです。

淡い色の変化はお写真での表現が難しいのですが、すでに投資対象として最高級のパパラチアをお待ちで、このクラスのお品をご存知のお客様は、この色の価値がおわかりになると思います。

写真では、室内の自然光でやや濃く見え、オレンジがかなり強めに出ていますが、光源によって微妙な変化が楽しめます。大粒なのに内包物は非常に少なく、素晴らしい透明度、眩い輝き。シルキーやミルキーという言葉とは無縁のつや、みずみずしさ。スリランカ産パパラチアサファイアの最高クラスの中で、さらに一部の上位クラスに見られる特徴と魅力が濃縮された美しさです。

GRSのコメント通り、室内ではやさしく淡いピンクが、屋外で強い太陽光にあてていると、徐々に全体の色が濃くなってきます。オレンジというより、うっすらと朱赤系のピンクと言ったほうがいいかもしれません。

日中ずっと陽に当てておくと、全体の色味が濃くなるという太陽光と対話するような反応に、非加熱・無処理のサファイアが大自然から受け取っているパワーを感じていただけると思います。まさに「生きている」宝石です。このような色の幅は、店舗でのご購入より、むしろ通販(※)のほうが、ご自宅で時間帯や場所を変えて、じっくりご覧いただけるかもしれません。

※SHA CEYLON楽天市場店では、宝石ルースに関して「イメージと違った」等お客様都合での返品を手数料無料(返金時の振込手数料等はご負担あり)でお受けしています。税込100万円以上の商品の返品には管理手数料等の諸経費(定価の5%)をいただきます

 

このように希少な非加熱の大粒であっても、内包物が目立ったり、輝きがないアクセサリーグレードの宝石になりますと、価値はありません。大粒になると、どうしても輝きがなくなるサファイアが多いのですが、こちらは最高品質「ジェムグレード」として輝きも十分です。

この品質に、世界的な権威GRSでスリランカ産のお墨付きは、宝石商にとってもまさに夢の一石です。当店もお品出しをかなり悩んでおりました。

投資対象の宝石を探されているお客様から見ても、これほど条件が揃っているパパラチアはなかなかないでしょう。ジュエリーにしていただいてももちろん結構なのですが、資産としてでしたら、ルースの状態でお持ちいただきたいものです。

最高のパパラチアをすでにお持ちのお客様にも、次の一石としてご検討いただくに不足はない品質です。都内有名百貨店やサファイアを豊富に扱うジュエラーでも、このレベルは見当たりません。2ct以上で非加熱、このお色味、輝き、GRS鑑別書というすべての条件が揃ったパパラチアは、日本の宝石専門店や有名百貨店、展示会等、どこにいっても、そしてたとえ1千万円以上出すとおっしゃっても、いつ出会えるかさえわからないのが現状です。パパラチアをご存知のお客様には、この条件で、ぜひ他店様や宝石商の方にご相談、お探しいただきたいと思います。

 

 

写真はすべて室内に差し込む午後の光のみで撮影。当店では、商品写真の加工は一切なし。自然光や室内蛍光灯下でのみ撮影し、補助ライトも不使用。撮影機の自動調整機能も使用していません。

室内に差し込む西日で、蛍光灯下とはまた違った表情を見せてくれています。オランジーピンク、つまりピンクが強いパパラチアの色は、ピンクサファイアと並べて見比べていただくと、その違いや奥深さが非常によくわかります。

すべての生命を支える太陽によって色が濃くなるパパラチアは大自然から遣わされた美の結晶であり、スリランカでも非常に縁起が良いとされています。

 


GIA鑑別による非加熱・無処理石

屋内外、時間帯でも微妙な変化

 

写真上はGIAによりオレンジとピンクがほぼ1:1の割合、ややピンクが強いと鑑別されたスリランカ産の非加熱パパラチアサファイア。

大半のパパラチアが、昼、夜、夕暮れ、蛍光灯etc. 場所や時間帯で微妙に色が変わって見え、それがこの宝石の魅力にもなっています。

SHA CEYLON楽天市場店ではネットショップの強みを生かし、ご自宅でじっくりごらんいただいた上でご購入を決定いただけるよう配慮しております(イメージ違いによる返品OK)。なぜなら、店頭で数分ながめるだけではわからない、非常に奥深い宝石だからです。

 

 

蓮の花は、ブッダに捧げる尊い花です

 

 


まだまだあるパパラチアサファイアの魅力

非加熱・最高級でも色が変化すると言われるが…!?

太陽光で元に戻る神秘の力

完全に無処理・非加熱で高額なパパラチアであっても、色が薄くなったり、変わったりすることがある、という話を聞いたことがあるお客様もいらっしゃるでしょう。

絶対にないとはいいませんが、いわれるほどよくある現象ではありませんので、心配ご無用です。SHA CEYLON代表の親族は3代にわたってこの仕事に携わっていますが、パパラチアはもちろん、サファイアの変色に出会った親族は、いまだ一人もおりません。人伝に聞いたのみです。

     

本来、非加熱のサファイアは自然の中で何千年、何億年かけてその色になっています。ですので、実際には簡単に変化しようがありません。自然の力だけで美しく輝き、色を生じたからこそ、希少で高額なのです。

 

一般的な加熱処理をされた石も、色は長年保たれます。ジュエリーとして販売されているほとんどのサファイアが加熱されていますし、お母様やご祖母様から譲り受けた方もいらっしゃるでしょう。通常の加熱処理であれば、処理する職人の腕もありますが、年月を経て処理の効果が薄れてこない限り、変色の心配はありません。ご自身から大切な方に、ぜひ受け継いでいただきたいと思います。

 

では、なぜ各国王室や世界の富豪は加熱されたパパラチアサファイアを購入せず、非加熱ばかり購入するのでしょうか? 

 

希少だから。

そして、何らかの処理をされたものより、非加熱のもののほうが実際に美しい期間が長いため、資産として何代にもわたり保有する宝石としてふさわしいからです。

前述したように、一時の処理によってではなく、気の遠くなる年月によって色がついたことを考えると、非加熱の宝石の命がどれだけ長いか、わかるのではないでしょうか。

 

パパラチアの変色現象は、宝石関係者の間では比較的知られています。日本の業者さんでも、話しているのを聞いたことがありますが、実際に見たことがある人は本当にわずかなようです。

理由も不明ですし、それが一度だけの場合や、その石に一度起きたからまた起こるわけでもありません。あくまで自然の産物なので、規則性はなく、それを予測する術はありません。

 

非加熱のサファイアは、私達人間よりずっと「年上」です。

結論として、本当に非加熱のサファイアであれば、色の変化についての心配は無用と思ってください。処理といっても、通常の加熱処理であれば長期安定性が高いので、心配ないと思っていいでしょう。

 

ただ、日本でベテランの宝石関係者や、銀座の有名百貨店で宝飾品売り場ご担当の方が、この現象について「持ち主にエネルギーがなくなったから」「宝石が自分で色を変えて、持ち主に危険を知らせている」等々おっしゃっているのを聞いたことがあります(SHA CEYLONで、その真偽は確認できておりませんが)。(※1)

こういう話が独り歩きすると、本当に変色したらどうしようと思うお客様もいらっしゃるでしょう。

 

これ1時間半~日光に当てることで、元の色に戻ります。スリランカの宝石関係者の間では、よく知られています。

 

知らない方は、この現象を「もしや偽物!?」と本当にびっくりしてしまうようですが、天然石は意外にデリケートだということを思い出してみてください。

真珠は汗に弱い、エメラルドは割れやすい等が有名ですね。

おもしろいことに、オパール、アメジスト、シトリン、クォーツ類等、日光で退色してしまうと元に戻らない宝石は多いのですが(※2)、「日光で色が元に戻る」というのは、あまり聞いたことがありません。たおやかで繊細に見えるパパラチアですが、自然から得た特別な力と、秘めたる「強さ」を感じます。これも、地球が生んだ宝石の中でも、特に希少といわれるパパラチアの個性ともいえましょう。

 

一石一石が個性豊かで、まるで「生きている」ような宝石だからこそ、世界のセレブリティを魅了し続けているのかもしれません。

 

 

※1 非加熱・無処理のパパラチアは、本当にごくまれに、たまたま色が薄くなったり、変化することがあるといわれます。理由は不明ですが、そのようなときは、上記のように日光浴させてください。

 

※2 アイオライト、アクアマリン等の半貴石全般のほか、エメラルド、ルビーも長時間紫外線にさらすのは要注意とされています。これらの宝石は、退色すると元には戻りません。お出かけ時などはもちろん問題ないですが、長期保管は遮光性のある場所がおすすめです。

 

 

同じコランダムの家族たち

左側は上からオレンジとイエローサファイア、右側はピンクサファイアとルビー。

写真上の4つとも、コランダムという同じ鉱物です。鑑別の色によって赤系はルビーになり、それ以外の色はサファイアと表記されます。なお、濃いピンクと赤の境目のような色の場合、ルビーになるかピンクサファイアになるかは、鑑別機関によって見解が異なります。鑑別書がついていないルースは、お店の判断で宝石名を表記しています。

 

 

 

ルビーとピンクサファイアの微妙な関係

ー求むるは、赤かピンクか―

 

赤系のコランダムについては、ルビーなのかピンクサファイアなのか、微妙な色のものがあります。

お店や鑑別会社の表記だけでなく、お客様ご自身がほしいのはどんな色なのか、よく考えて判断されることも大切です。

お店がルビーと言っていても、鑑別会社によってはピンクサファイアと鑑別されることがあります。鑑別書がないものは、販売店の判断による表記です。実際、非加熱または通常の加熱処理の「本物」のルビーは大変少なくなっているので、濃いピンクのサファイアをルビーとして販売しているお店が少なくありません。内包物や輝き等が同じクラスの宝石の場合、ピンクサファイアよりルビーのほうが高値で売られているので、ルビーとして売りたいお店のほうが多いでしょう。

 

お客様ご自身がこの点を理解され、納得してお選びになることが大切です。

 

 


SHA CEYLON より

お客様ご自身を輝かせる価値ある宝石をお届けいたします

 

 

SHA CEYLONでは、希少な非加熱または通常の加熱処理のサファイアを扱っております。宝石として価値のないベリリウム拡散加熱処理(BeDF)や含浸処理(GF)等が施された天然サファイア(※)は販売しておりません。

※小売店で「天然サファイア」という表記でも販売されていますが、違法ではありませんので、お客様がよく理解して購入することが大切です。パパラチアサファイア以外のカラーサファイアについても、同様にご注意ください。ベリリウム拡散処理等の偽造技術は、年々精巧になっております

 



一生楽しめる。

 

大切な人にも、受け継いでいける。

 

ご自身でネックレスにしたり、それを指輪にリフォームしたり、地金を着替えて、ずっと楽しめるサファイア。

 

そして、一生の資産としてお持ちいただきたいサファイア。

 

お客様にとって、真に価値あるサファイアをお届けしていきます。

 

 

 

パパラチアサファイアのご購入は SHA CEYLON楽天市場店 にて  

 

 


スカイツリー、エッフェル塔…そしてスリランカの新ランドマーク

「ロータスタワー」

多彩な蓮の花のイメージ…ライトアップ

 

コロンボで2015年から建築が始まり、2020年に完成したスリランカ一高い電波塔(約350m)の名は「ロータスタワー」。

写真の他にもピンクや紫、黄色など、さまざまなカラーに移り変わるライトは、スリランカに咲き誇るさまざまな蓮の花の色を表現しています(写真下は移り変わるライトの色をコラージュしたもの)。

仏教国スリランカにとって、蓮の花は敬愛する仏陀を彷彿とさせる尊い花。美しいだけでなく、心のよりどころとなる大切な存在です。 

 

 

 

蓮の花を愛するスリランカ

仏陀が生まれた時、7つの蓮の花が次々と咲き、仏陀は生まれたばかりの赤ちゃんなのに、その花の上を歩いたという文学的な言い伝えがあります。

仏教国スリランカで国花である蓮の花は特別であり、かつ日常に欠かせない花。

蓮の花によく似た睡蓮(蓮の花は水面より上に茎を伸ばして咲きますが、睡蓮は水面に浮いているように咲きます)も、同じように身近な花として飾られています。

 

また、蓮の花は、泥の中から葉や芽を出し、花開きます。

泥の中から自力で芽を出すこれほど美しい花は、そうありません。パパラチアサファイアが幸せを呼ぶ宝石といわれる理由は、美しさだけではなく、困難を乗り越えて花開く蓮の花の強さにもあります。 

 

 

 

世界を魅了する多彩なロータスカラー

故郷スリランカに広がる奥深いパパラチアサファイアの世界

世界三大希少石のひとつであるパパラチアの色は、蓮の花のようにみずみずしく、実に多彩なカラーにあふれています。輝きと色が近いルースを複数見つけることが難しいため、同等のジュエリー商品を複数生産はできません。かつて業界を揺るがせたベリリウム拡散加熱処理石が、高額とされた同じような色で溢れていたことからもおわかりになるでしょう。さらに、ベリリウム処理石でも、多彩な色があります。たとえソーティング付でも、安価な処理石はいまだ小売市場に大量に出回っています。

 

写真上は、黄金を愛するスリランカの人々にとって、金色は仏陀を象徴する色。そして、ドバイやシンガポール、欧州の富裕層にも人気の色です。

 

パパラチアサファイアは、スリランカ産が1番高額で取引されています。産地を明記しないお店が多いですが、当店では投資対象クラスの宝石には、その価値を左右する第三者機関の検査結果による産地を明記しております(※)。 

 

※鑑別書ではなく、当店の仕入れ情報により産地を表記した商品は、さらにお求めやすいお値段でご提供しています

 

 

 

  

SHA CEYLON楽天市場店 

 パパラチアサファイアコーナー

 

 

     

●ご注意ください

当店のコピー(詐欺)サイトだけでなく、当サイトおよびSHA CEYLON楽天市場店の情報や文章、データを無断で流用しているフリマ・オークションサイト、匿名業者が複数出てきています。当店はそれらのお店とは一切関係ありませんので、お問い合わせはご遠慮ください。

 

匿名業者やフリマ・オークションサイトでパパラチアサファイアを購入して、模造品をつかまされた方々から、宝石や鑑別書のお写真とともに、何度かお問合せをいただいております。また、当店の宝石や鑑別書の情報、文章を無断で使用したり真似する販売者が増えています。くれぐれもご注意ください。

詳細は⇒ コラム 

 

 

 

 

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