GIAにより、希少な非加熱・無処理、サファイアの故郷スリランカ産の鑑別。そしてその美しさは「ザ・パパラチア」と称するにふさわしい一石。室内に差し込む自然光(画像の加工は一切なし)のみで撮影しても、この美しさです。オレンジとピンクの割合がほぼ1:1と鑑別されていますが、写真ではややオレンジが強めに見えています
こちらが写真上のパパラチアの鑑別書です。カラーの項目は「ピンクーオレンジ」。オレンジがちょっと強めということです。写真でもオレンジが強めに出ていますが、光によってピンク味も楽しめると思います
投資対象にふさわしいパパラチアサファイア(以下パパラチアと略す)に必須と言える鑑別書。
当店では、GIA(米国宝石学会)かGRS(ジェムリサーチスイスラボ)のどちらかをお勧めしています。
今回は、GIAの鑑別書でふと目についたパパラチアのカラー表記についてです。
GIAでパパラチアサファイアと鑑別されると、カラーの項目で多いのが「オランジーピンク」または「ピンキッシュオレンジ」だと思います。
「オランジーピンク」…オレンジがかったピンク(ピンクが強い)
「ピンキッシュオレンジ」…ピンクがかったオレンジ(オレンジが強い)
これは、一般英語として大体意味はおわかりになると思います。
その中で、GIAではごくたまーにですが、下記の表記がでてきます。
「オレンジーピンク」
「ピンクーオレンジ」
2カラーがハイフンでつながっています。
これは、オレンジとピンクがほぼ1:1ということなんです。そして、右と左、どちらに書いてあるかで、意味が違います。
1:1なので、本当にちょっとの差ですが、どちらかと言えば右のカラーが強い、ということになります。
たとえば「オレンジーピンク」の場合、ちょっとだけピンクが強いということになります。
写真のパパラチアは、鑑別書で「ピンクーオレンジ」なので、ちょっとだけオレンジが強いということです。
投資対象としてパパラチアを購入される場合、お好みはもちろんですが、1つの要素として知っておいていいと思います。
もともとこの表記の鑑別書がめったにないせいでしょうが、百貨店の宝飾品売り場や宝石専門店の店員さんでも、わかっていない方が多いです。
こちらもオレンジとピンクがほぼ1:1の美しい非加熱スリランカ産パパラチア。こちらは、ややピンクが強めということになります。一つとして同じものがない宝石、その中でもパパラチアの色味は本当に多彩かつ微妙です