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円(サークル)に願いを―SHA CEYLONライフタイムナワラタナ―

「SHA CEYLONライフタイムナワラタナ」ペンダントトップは、良質な9石を抱くにふさわしい18金イエローゴールドとプラチナ950の2タイプ。地金から信頼の日本製です

 

 


試行錯誤しつつ、こだわってこだわって制作進行しております「SHA CEYLONライフタイムナワラタナ」。

宝石の質、高僧によるお清め、職人の技、ほか、いろいろなこだわりがあります。

今まで、どんなデザインかまったく公開しておりませんでしたが、制作過程のお写真が届いたので、少しご紹介いたします。

 

このジュエリーのスタート地点としては、

 

…シンプルな服のポイントになるけれど、個性的な装いにも自然になじむ…

世代を超えて愛されて、末永くご愛用いただける…

 

いろいろな思いがありました。

つまり、どんな服装にもあって、誰にでも似合って、個性的で主張があるけれど落ち着きや気品があって、高級感があり、かついわゆる今どきの「こなれた」印象にもなり、何代にも受け継いでいける品質etcetc…、そんなジュエリーを作りたい。

でも、そんなもの、できるんだろうか?というのが出発点でした。

 

そんなとき、ふと故郷のナワラタナを見ると、それも、スリランカで「成功者が記念にオーダーする幸福のナワラタナ」を見ると、意外にいろいろな要素が隠れていることに気づきました。

まず、彼らが好む宝石の品質がハイレベル。

そして、9石には「シャイン」と真珠等の「セミマット」の両要素があって、実はいろいろな服に合わせやすい。色的にモノトーンやベージュ等の服はもちろん、色柄の服には、この9系統のうち、どれか1つが入っていればあう。

この伝統的な「成功者のナワラタナ」をどうにかしたら、日本でも、おしゃれ感度の高いジュエリーを愛するお客様に気に入っていただけるものになるのでは、と考えたのです。

 

ナワラタナというジュエリーの伝統(※)を守りつつ、上記のような思いを実現したいと、スタッフとデザインについて話し合いました。

他のジュエラーやファッションサイトでのジュエリー使いを拝見し、お客様がしまいこまずに上記のようにお楽しみいただけるデザインについて、考えました。

結果、「モード」、つまり流行の先端や個性的ということですが、あまりにもモードすぎないこと。でも、クラシックすぎないことも大事。ですので、その両方の中間的なデザインがいいだろうということになりました。

そうなると本当に定番的なモチーフになるわけですが、いくつか候補をあげた末、写真でもおわかりのように、永遠の定番中の定番、サークルになったのです。

この円というモチーフは、奇をてらわず大変シンプルですが、仏教で「輪廻転生」をイメージする意義深いデザインでもあります。また、長く豊かな人生、つながっていく命……、お客様お一人お一人が思い浮かべる心象イメージがあると思います。

バチカンをつけず、本体にチェーンを通すところは、最近の雰囲気かもしれません。サークルというモチーフ自体の美しさが際立ち、全体的にすっきり、洗練された印象になります。サークルのどこからでもチェーンを通せるので、ご自身が好きな向きでつけられるという楽しみ方もあります。

末長く愛用いただき、どんな年齢の方にも満足いただけるよう、制作サイドには、昨今の地金を節約する風潮には逆らい、たっぷりと地金を使って、重厚感を大切にしてもらうようにお願いしました。 

 

ライフタイムナワラタナはSHA CEYLONが初めて作る定型モデルです。今後、数はそう作れないかもしれませんが、当店の代表的なジュエリーにしたいと思っています。

 

ただいま、じっくり、大切に、お作りしています。

 

 

 

(※)9石の裏をあけ、9石に当たる光が、宝石を通して自分の肌に当たるようにする(光のパワーを取り込む)、9石を僧侶によって清める等、ナワラタナには伝統的な決まりがあります

 

 


SHA CEYLON Lifetime NAWARATANA