市場で意外に少ないのが、1ct以上のホワイトサファイアのルース。
アクセサリーグレード(市場で約9割)はあるかもしれませんが、ジェム及びジュエリーグレード(あわせて市場の約1割)のレベルになると、日本でもぐっと少なくなります。
写真の上は非加熱、下が加熱処理されたホワイトサファイアです。
写真で見ると、下の方が完全に透明ですね。
実際に現物を別々に見てみると、さすがに上の方が緑がかって見える、とはわからないと思います。2つ並べてみて、違いがわかるレベルです。
さて、どちらが美しいか。
下のほうが美しいか、というと、微妙なところです。
こうなると、お客様次第、個人のお好みでしょう。
上の方が、本当にうっすら、緑がかっているぶん、ややアンティークな雰囲気というのでしょうか。なんというか、品がある感じです。
そして、非加熱だけあって、自然な感じなんですね。
非加熱って、こういうところが非加熱なんです(意味不明な言い方ですみません)。
味があるというのでしょうか。
これは緑味ですが、金色、ブルー等、非加熱ホワイトサファイアもいろいろ系統があります。
大きなダイヤのようにももちろん見えますが、この大きさのダイヤをしている人はいないでしょう。
ですが、クォーツやトパーズとは格段に輝きが違いますから、ダイヤに間違われたり、「それ、何の石?」と聞かれたりしそうですね。
カラーストーンがお好きで、いろいろお持ちの方に、一度楽しんでいただきたい無垢な一石でもあります。